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記録的な豪雪 [農村だより2011]

 1月28日土曜日午前

  2012年になって、あっと言う間に1月が終わろうとしています。

 12月下旬から降り始めた雪は、その後ずーっと続いて、しかも

 大寒を過ぎてからは、「大雪警報」が連日出ています。積雪は1

 日で50センチから、多いときで80センチになります。

  酒造りの最盛期にあたり、深夜早朝の作業が続く中ですが、

 構内の除雪と屋根雪下ろしも待ったなしの状態で作業をしてい

 ます。根知の酒蔵で酒造りを始めて25年目ですが、これほどの

 大雪は過去に経験がありません。

  酒蔵の建物は一部が改築されましたし、除雪機械設備も昔よ

 り随分よくなっていますので、何とかやりくりしていますが、いよ

 いよ限界に近づきつつあるようです。

  ここまで来ると、あとは大雪の峠を早く越えてほしいと願うばか

 りです。

  酒蔵の中では、難易度の高い仕込みが続いていますが、でき

 てくる酒は根知谷の生まれらしい、軽やかで伸びやかな味わい

 です。酒蔵がすっぽり雪の中に埋まった状態で、酒造環境として

 はこれ以上ないような素晴らしさです。搾った生原酒の調熟もゆ

 っくりと安定した経過が保障されて、とてもいい仕上がりです。

  雪に苦しめられながらも、雪に感謝しなければなりません。機

 械設備に依存しないで、自然環境がベストの酒造環境を整えて

 くれるんですから、これはほんとうに素晴らしいことです。

  2012年の冬は、私の記憶に残る冬になりました。さて、今年

 の米作りはどうなるでしょうか。肉体的な疲労はピークにあります

 が、節分を過ぎれば、春はもうすぐ手が届きそうなところまで来ま

 す。あともう少しガンバレば・・・、ガンバリます。
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