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よろこびの秋・・・ [根知だより2014]

10月11日(土)午前

 昨日、本年2回目の等級検査が弊社精米所にて行われました。受検したのは「越淡麗」と「コシヒカリ」。何と越淡麗では自社栽培で初めて特等米の格付けが出ました。特等米46%、一等米54%です。コシヒカリは全量1等米。こちらは特等米の格付けがない品種ですが、検査官からは高い品質との評価を頂きました。

 これで2014年産米の等級検査をすべて終え、20日から酒造りがスタートします。精米はすでに9月29日から始まっていますが、スタッフは仕込みの準備に連日追われています。

 山田錦など西日本原産の品種はこれから収穫の最盛期を迎えますが、台風19号の影響が心配です。同じコメ農家としては、現場の苦労を実感していますので、少しでも負担が少なくなることを祈っています。

 さて、本来であれば収穫の秋は、よろこびの秋であるはずですが、今年はちょっと感覚が違います。以前にも書きましたが、米価の大幅下落によって、農家経営は窮地に追い込まれています。すでに来年の作付けをあきらめた大規模農業法人も出てきたそうです。

 買い手である流通業者、そして最終消費者にとっては、安いに越したことはありません。しかし、現在の状況は常軌を逸していると思います。そのことに対する感覚は、すでに日本のほとんどの国民がマヒしています。

 政府がこの4月から実施した農政改革と称する農業・農村・中山間地を崩壊・消滅させる政策は、もう取り返しのつかない状況を造り出しています。はっきりと目に見える事態が起こった時は、すでに遅いのですが、その責任を誰が取り、その代償を誰が払うのか。間違いなくそれは私たち自身です。

 今年限りでやめる農家の田んぼを預かり、いらなくなった農機具を引き取り、そしてまたさらに静かになっていく優良農地を、来年以降どうやって守っていくか、真剣にその手立てを考えています。

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