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スマート・テロワール [根知だより2015]

2月14日(土)午前

 2月に入って2回目の大寒波。お蔭様でまた大量の降雪になりました。酒蔵の屋根雪下ろしは、建設業者さんや工務店の皆さんにお世話になって、建物の維持管理をしていますが、今年も大量の雪を処理しています。外気温が0℃から1℃程度ですので、室内温度も4度程度で安定しています。酒造りには理想的な環境です。

 さて、「スマート・テロワール」についてですが、著者は松尾雅彦さんで、文芸出版社から出ています。概念としては普遍性のある内容で、私のように原料米から生産している日本酒メーカーには、理論的な背骨になりうる重要な著書です。米作り一辺倒の国内農業・農村問題に大転換を促していますが、日本酒についても若干触れています。

 米を単なる原料としてしか見ていない日本酒メーカーが多い中で、米作り・苗づくりから酒造りが始まるのだと言っても、まだまだピンとこないのが現状ですが、スマート・テロワールの概念は、更に、その地域の普遍的な価値を高めるもので、日本酒のことのみに囚われた狭い考え方から私たちを解放してくれます。

 すでに米作りは当たり前で、その地域での営みそのものが魅力的であるかどうか、その一部に酒造りという仕事・日常がある。そんな理想形がイメージできるようになりました。「スマート・テロワール」は、ある意味で理論書であり、今後の私たち農村・中山間地・消滅可能性地域の進むべき道筋を指し示しています。
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